ZAGAKU Study for ARUKU vol.5

身体感覚や体験を伝達する研究者・玉城絵美 データで見る身体パフォーマンス

開催日時:2023年11月16日(木)19:00-21:00

会場:象の鼻テラス

講師:玉城 絵美 (琉球大学教授/東京大学教授/H2L, Inc. CEO)

参加費:2,000円

お申し込み:メールにてお申し込み
※詳細は下記に記載します

主催:象の鼻テラス

協賛:株式会社FREEing

達人たちの核に触れ、気付き、自らを基礎づけるための連続講座シリーズ
ZAGAKU study for ARUKU vol.5
身体感覚や体験を伝達する研究者・玉城絵美 データで見る身体パフォーマンス

各分野の第一線で活躍されているアーティストや研究者の先輩方より、プロフェッショナルとして磨かれてきた感性や美学、思考の方法の共有を、安藤洋子との対話形式で行う連続講座シリーズ。安藤がゲストの身体感覚や空間の捉え方、発想の源を紐解くことで、参加者とともに気付きに繋がる豊かな学びの場をつくります。

ZOU-NO-HANA BALLET PROJECTではこれまで、自由な表現を探求する講義シリーズとして「ZAGAKU(座学)」を実施してきました。また、「ARUKU(歩く)」を身体表現の起点と捉え、空間や時間、動き、関係性といった本質的な問いかけに真摯に愚直に取組むことを通じて、未知の可能性を見いだそうとする試みWalk Installation ARUKUと名付けたパフォーマンスをvol.1-3まで実施してきました。
今年度は、そのパフォーマンスに至るまでのコアの部分を、これから表現者を目指す若者も、身体の使い方に興味がある市民の方々も、広く参加者が学び考える場を ZAGAKU sutdy for ARUKUと名付け、象の鼻テラスにて実施します。

玉城 絵美 (琉球大学教授/東京大学教授/H2L, Inc. CEO)

人間とコンピュータの間の情報交換を促進することによって、豊かな身体経験を共有するBodySharing(ボディシェアリング)とHCI研究とその普及を目指す研究者兼起業家。2011年にコンピュータからヒトに手の動作を伝達する装置「PossessedHand(ポゼストハンド)」を発表。分野を超えて多くの研究者に衝撃を与え,CNNやABCでの報道,米Time誌が選ぶ50の発明に選出.同年には東京大学にて総長賞受賞と同時に総代をつとめ博士号を取得,2012年にH2L,Inc.を創業. 2013年より早稲田大学人間科学学術院 助教.2015年にKickStarterにて世界初触感型コントローラ「UnlimitedHand(アンリミテッドハンド)」を発表し22時間で目標達成。内閣府 総合科学技術・イノベーション会議にて総合戦略に関する委員も務める。2017年より早稲田大学 創造理工学研究科 准教授. 新たなBodySharingの研究プロダクトである「FirstVR(ファーストブイアール)」は、NTTドコモ5Gとの連携を2019年に発表。2020年にはホログラムで遠隔地に出勤する「HoloD(ホロディ)」を発表し,多数の企業でトライアルが始まっている。

同時に,研究ではHCIの国際会議AugmentedHuman(オウグメンテッド ヒューマン)にて,近年で最も推奨される研究論文として表彰される.2021年04月より琉球大学 工学部 教授。
PossessedHand, UnlimitedHand, FirstVR,HoloDは、基礎から応用まで多くの研究者に利用されると同時に、BodySharingサービスへと展開している。

photo : Hajime Kato

安藤洋子(アーティスト、振付家)

横浜生まれ。
1991年より木佐貫邦子ダンスアンサンブル「néo」のメンバーとして木佐貫の作品に参加。
1997年より本格的に自作自演のソロダンス活動を開始し、独自の身体性について追究を始める。
同時に、コンテンポラリーダンサーの山崎広太、舞踏家の笠井叡のダンス作品などにダンサーとして出演。

他分野においては、
1998年、日本を代表する戯曲家/演出家/俳優の野田秀樹が主催するNODA MAP公演「ローリング・ストーン」。1999年、小澤征爾 指揮、ロベール・ルパージュ(Robert Lepage)演出によるサイトウキネンオーケストラのオペラ「ファウストの劫罰(La Damnation de Faust)」。1999年、坂本龍一オペラ「LIFE」に出演。

2001年、ドイツ、フランクフルトにて上演された、トニー・リッチィー(Tony Rizzi)のシアターダンス作品「Judy was angry」に出演。この時のダンスが、振付家ウィリアム・フォーサイス(William Forsythe)の目に止まり、2001年よりフランクフルトバレエ団(Ballett Frankfurt)にアジア人としては初めての入団を果たす。
2004年フランクフルトバレエ団解散後も引き続きザ・フォーサイス・カンパニー(The Forsythe Company)に在籍し、2015年のカンパニー解散までの15年間フォーサイスと共に新作クリエーションを行い、フォーサイスの40作品に出演をする。

2001年以降のカンパニー以外の活動では、
作/演出/出演のダンス作品「Moire」、「Tansu」 、「Largo」、「表裏一体 One and Indivisible」を日本で発表。

ゲストアーティストとしては、2007年に金森 穣(Jyo Kanamori)率いるダンスカンパニーNoismに振付作品を提供。

井出 茂太(Shigehiro Ide)作/演出「排気口」(2008)、小野寺 修二(Shyuji Onodera)作/演出「空白に落ちた男」(2010)などに出演。現代美術家の 杉本博司(Hiroshi Sugimoto)の展覧会「アートの起源/Origins Of Art」(2010)、平川典俊(Noritoshi Hirakawa)のインスタレーション作品「Beyond the sunbeam through trees」(2011) にダンサーとして参加するなど、幅広く活躍。

また教育面においては、2001~06年までYoko Ando Project を立ち上げ、セミナーやワークショップ、ダンスショーイングを企画。延べ3500人以上の受講者が参加。

近年では、慶應義塾大学大学院(Keio University)や日本女子体育大学など大学や大学院においても講義を持つ

ウィリアム・フォーサイス作品においては、
ローザス(Rosas)のアンヌ・テレサ・ドゥ・ケースマイケル(Anne Teresa De Keersmaker)が主催するダンス学校「PARTS」にて学生達に、オリジナルメンバーとして創作に携わった作品「Clouds after Cranach」、スターダンサーズバレエ団へはフォーサイスの代表作「N.N.N.N」を振付指導。

テクノロジーとダンスの分野では、2011年 山口情報芸術センター(Yamaguchi Center for Arts and Media)に招かれ、新作インスタレーション「Reacting Space for Dividual Behavior」を発表。
この出会いから、YCAM InterLab との共同研究開発がスタートする。
第一線で活躍する日米のソフトウェア開発者とYCAM InterLab と共に、メディアテクノロジーを使ったダンスの創作と教育のためのツールを共同研究開発し、シンポジウムや公演、レクチャーなど積極的に取り組んでいる。

現在、NYと日本を拠点に、自己の身体表現を模索するとともに、経験を生かした芸術教育にも力を注ぐ活動を続けている。ZOU-NO-HANA BALLET PROJECTリーダー。神奈川共生共創事業「チャレンジ・オブ・ザ・シルバー」プロジェクトリーダー。
YCAMInterLab + 安藤洋子共同研究開発プロジェクトRAM 主宰。洗足学園音楽大学講師。

申し込み方法

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上記をご記入の上、yokohama-ballet(a)zounohana.comまでお申し込みください。
※(a)を@に変更して送信してください。
※件名に「ZAGAKU 申込」とご記入ください。